特定非営利活動法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」





小諸保養キャンプ2017報告 (2017.08.08更新)

影絵出前公演報告 (2016.10.31更新)

ふくしま子どもの小諸保養キャンプ報告 (2016.08.08更新)

ふくしまの子ども保養キャンプボランティア募集 (2016.07.15更新)

裏磐梯合宿 (2015.12.15更新)

子どもたちの心のリフレッシュ事業を実施しました。 (2015.10.30更新)


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2016.8.8

ふくしま子どもの小諸保養キャンプ報告


*実施日:2016年8月2日~5日
*参加者:南相馬市の小学4年~6年の女児13人、男児2人 計15人
*場所:長野県小諸市エコビレッジ(http://www.komoro-ecovillage.jp/)
*主催:(社団法人)わくのび・え子ども塾 
    NPO法人ふくしま支援・人と文化ネットワーク

 14,000坪もある自然あふれるエコビレッジは、連日の猛暑が信じられないほど、大変涼しく、子どもたちも想像以上の朝夕の寒さには驚いていました。放射能汚染の影響が残る福島県内での生活から不安を払しょくしようと、エコビレッジでの食事は地場の野菜を中心にメニューを考えています。野菜の嫌いな子どもたちも多いですが、まずは、畑で野菜採りから始まり、大豆畑の雑草取りなどを通して、「命をいただく」ことを体験しました。取れたての野菜を調理してテーブルに並べば、野菜嫌いな子ども驚くほど良く食べました。
全員での農作業 皆で食事
農作業
皆で料理

 エコビレッジには長野県の木材を使った立派な体育館があります。時間があれば、その中でドッジボールやバスケットボールで遊び、また森の探検などを楽しみました。初めて会う子どもたちも徐々に「友だち」になり、笑い声が絶えない毎日でした。 初めてチャレンジする泥染の体験学習では、思い思いに工夫を凝らし、「世界でたった一つの手ぬぐい」を作りました。仕上がった手ぬぐいを並べたら、それは、それは壮観で…、指導した先生も「すばらしい~」と連発していました。思い出の一品になりました。
仲良くドッジボール 真剣に泥染
泥染手ぬぐい
泥染の仕上げ全員写真

 今回、ボランティアには中国から旅行に来ていた家族やイギリスのインターン生、大学生など英語や中国語が飛び交う日々で、子どもたちにとっても多様な言葉や文化を知る良い機会になりました。日本語のできる中国のご夫妻を「おとうさん」「おかあさん」と親しみを込めて読んでいた子どもたち、別れに涙を流した子どもたち、もっといたい~と言っていた子どもたち、僅か4日間でしたが、それぞれの胸に素晴らしい思い出が刻み込まれたことでしょう。

 3.11から5年が過ぎましたが、子どもの中にはまだ仮設に住んでいる子、自宅を転転として落ち着かなかった子など、幼い頃から心の中には辛く、悲しいことがたくさん抱ええています。このような子どもたちを対象とした保養事業は、2011年3月後、全国で実施されています。現在までの保養への参加者は15,000人以上になりましたが、そのほとんどは民間のサポートです。チェルノブイリ事故のウクライナでは、今でも「保養庁」があり子どもの保養プログラムと保養地の調整をしています。これだけみても、日本の政府の無責任ぶりが分かります。福島県内への帰還が進み、補助金が切られて仕方なく帰る家族の方々からは、「これからも子どもたちの保養ができるのか」という声が寄せられています。本来、子どもの保養は国が政策で行うべきですが、それが実現するまで民間の力で継続していきたいと思います。