特定非営利活動法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」





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NPOまつもと子ども留学基金 (2015.03.19更新)


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2015.03.19

NPOまつもと子ども留学基金

事務局 郡司真弓

NPOまつもと子ども留学基金  3月12日、NPOの支援先であるNPO法人まつもと子ども留学基金を訪問しました。

福島原発事故の翌年、チェルノブイリを視察した私たちは、子どもの集団疎開の必要性を痛感し、その後集団疎開裁判の活動に微力ではありますが支援をしてきました。その活動に関わる人たちが、裁判の判決を待っているのではなく、市民力で実績を作っていこう~と考え、昨年4月に松本市に戸建てを借りて、放射能に不安な福島の子どもたちの疎開支援を始めました。

松本市にある戸建ての寮松本市から車で30分の自然あふれる地域にある寮には、現在小学6年から中学生の女子8人が、集団生活をしています。スタッフや理事の人たちからは、親元から離れて生活している子どもたちの日常生活の様子、そして、辛かったのは原発事故によって親のケンカが絶えなかったこと(疎開するかどうかで父母の意見が違ってきたこと)、子ども間のいじめにあったこと(母親の放射能に対する姿勢が地域住民から非難されていること)などを聞き、子どもたちは心に多くの傷を負っていることに胸が痛くなりました。さらに、周りの空気に敏感になり、自発性が阻まれていることなど、放射能は身体だけでなく、心や精神の育成にも影響を及ぼしていることが分かりました。

北アルプスの山々一日中、子どもたちの世話をするスタッフや理事たちは。一人ひとりの環境が違うためにサポート自体が試行錯誤の連続ですが、日増しに子どもたちの自発性も育ち、顔も明るくなっており、それは関わっている人たちの励みとなっています。本来なら、国策として進めてきた原発政策による事故とその影響による被害は、国が責任を負うのが当然です。しかし、誰も責任を持たない現実に、脈々と流れる曖昧な日本政治を、またしても見る毎日です。しかし、この寮では、無責任な国政府に代わって、市民力で子どもの命を守っています。今は、わずか8人ですが、このシステムが放射能に不安のある子どもたちの「育つ場」と全国に広がっていくことを願っています。そして、私たちは、その姿に共感する人を増やし、市民社会が後押しするしくみを作らねばならないと考えます。

高台にある中学校 子どもたちが通っている中学校は、高台にあり目の前は北アルプスの山々が眺められ、そして学校は自然の中に壮大に建っていました。その姿の素晴らしいこと!石の柱は友好関係の中国からの贈り物という。そして、生徒は皆、「こんにちは!」と元気よく私たちに挨拶していました。今まで傷ついた福島の子どもたちを、この自然と地域の人たちの温かく包んでいることを実感しました。

子どもたちが通っている中学校今回訪問して、NPOまつもと子ども留学基金の活動の重要性と今後の活動の発展を感じました。福島の子どもたちの問題は、日本の子どもたちの問題です。助成金も国の復興政策に相反する…ということで、獲得が厳しくなっているとのこと。今後も引き続き、皆さまの関心とご支援をよろしくお願いします。

NPOまつもと子ども留学基金HP
http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/